EMCフェア15 開催、わかりやすさ伝えるアフターマーケット業界めざす

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EMCフェア15の様子
EMCフェア15の様子 全 46 枚 拡大写真

自動車部品・用品の総合卸売り商社であるエンパイヤ自動車は、8月26・27日の両日「EMCフェア 2015」を開催した。

今年の開催テーマは「ヒトとクルマの明日へ、夢を乗せて走り出そう」。進化を続ける次世代車両に対応するアフターマーケットの実現に向け、エンパイア自動車からより良い商品の提供や提案を行うことで顧客との信頼感をさらに強化、新たなステージへ導くことを目的とする。小間出展は67社、自動車部品・用品を手がける関連会社約570社1300人の来場を予定するとしている。

会場では、自動車用アフターパーツや洗車剤などのケミカル類、スマホ関連を筆頭とした車載アクセサリーやドライブレコーダーなどAV機器まで、様々な用品が展示された。近年保有台数が増加するエコカーに対応し、ハイブリッド車やアイドリングストップ機能付き車両に適したバッテリーやオイル選びを提案する売り場のあり方もアピールする。

これからのシーズンに需要が高まるタイヤチェーンや、真空状態にして保存できるタイヤ収納パックなども展示。また、水没時や横転時等に役立つキーホルダー型の緊急脱出ツールや、人気キャラクターの芳香剤やドリンクホルダーなど、オリジナリティで勝負する商品も並んだ。

また、今回新たに展示されたのが建設機材用のオイルやエアーのエレメントなどだ。エンパイヤ自動車 営業本部の折田英哉 取締役執行役員は、「東京オリンピックの開催などもあり、今後の需要が見込まれる産業用エレメントについて正式に取り扱いを始めた。必要とされる分野に関しては、チャンネルを段階的に増やして、市場開拓していく」と話す。

さらに、アフターマーケットのあり方として「変化する車両構造に対応した商品を訴求することや、車やメンテナンスに詳しくない方にも商品の用途やメリットをわかりやすく伝えることが重要。そのために、売り場で具体的にわかっていただけるような展示を奨めている」(折田氏)とした。

近年は動画による取り扱い説明や、これまでの用品と異なるシンプルなパッケージングの商品も増えている。そういった商材を取り揃えて提案することで、女性客などにも使いやすく便利な商品が多くあることをアピールし、顧客層拡大を目指す。

折田氏は「自分ではわからない、ということでディーラーでパーツ交換やメンテナンスをする方はまだまだ多い。そうではなく自分でも交換できるんですよ、ということを示していきたい。もちろんクオリティにも力を入れていく」と語った。

《吉田 瑶子》

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