トヨタ、人工知能研究を加速…米トップ2大学と研究センター設立

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トヨタが人工知能の研究で米大学と研究所を設立する。写真はトヨタ専務役員 伊勢清貴氏
トヨタが人工知能の研究で米大学と研究所を設立する。写真はトヨタ専務役員 伊勢清貴氏 全 8 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、米国のマサチューセッツ工科大学のコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)およびスタンフォード大学のスタンフォード人工知能研究所(SAIL)と、人工知能に関する研究で連携していくことに合意したと発表した。今後5年間でトヨタは、合計約5000万ドルの予算を投じ、CSAILおよびSAILそれぞれと連携研究センターを設立する。

両連携研究センターでは、自動車やロボット、情報サービスなど将来の製品開発に幅広く応用することを目指し、様々な環境における物体の認識、高度な状況判断、人と機械との安全な相互協調などを実現するための研究、を推進する。

またトヨタは、米国国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が主催する災害救助用のロボット競技大会「DARPA ロボティクス・チャレンジ」の元プログラムマネージャー、ギル・プラット博士を招聘、自動車やロボットの知能化研究を強化していく。同氏は両連携研究センター設立にも関わっているだけでなく、今後実施する研究やその活用についても助言を得ながら推進する。

トヨタの専務役員で技術開発本部長の伊勢清貴氏は、「今回の連携では、クルマに留まらず、お客様の暮らし全般をより良いものにすることを目標に、研究に取り組んでいく。人工知能研究の最先端を走る米国のトップ2大学および、プラット博士との協力のもと、これまでにない新たなテーマに挑戦 し、トヨタの研究開発を大きく飛躍させていきたい」と述べている。

《宮崎壮人》

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