欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは9月3日、ハンス・ディーター・ペッチュ取締役を、次期監査役会の会長に推薦すると発表した。
これは、フォルクスワーゲングループの親会社のポルシェの持ち株会社が、ハンス・ディーター・ペッチュ取締役を次期監査役会の会長に推薦したことを受けて、フォルクスワーゲングループが表明したもの。同社としても、同取締役を監査役会会長に推薦する立場を明確にした。
ハンス・ディーター・ペッチュ取締役は、2003年にフォルクスワーゲングループの取締役に就任。現在は、CFO(最高財務責任者)の地位にある。
なお、ハンス・ディーター・ペッチュ取締役の次期監査役会の会長への就任は、11月の臨時株主総会で承認される見通し。
フォルクスワーゲングループは9月2日、マルティン・ヴィンターコルンCEO の任期の2年延長を発表したばかり。ハンス・ディーター・ペッチュ取締役は監査役会の会長として、ヴィンターコルンCEOを支えていくことになる。