メルセデスベンツの高性能部門、メルセデスベンツAMGは9月2日、『メルセデスAMG S63 4MATICカブリオレ』の概要を明らかにした。実車は9月15日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー15で初公開される。
同車は、フランクフルトモーターショー15で同時にワールドプレミアされる新型『Sクラス カブリオレ』の頂点に立つ高性能グレード。ラグジュアリー志向の新型Sクラス カブリオレだが、AMGの手により、驚異的なパフォーマンスを獲得している。
メルセデスAMG S63 4MATICカブリオレのハイライトは、エンジン。「V8 BITURBO」と呼ばれる5461ccの直噴V型8気筒ツインターボエンジンは、新型『Sクラスクーペ』ベースの『メルセデスAMG S63クーペ』と共通のユニット。最大出力は585hp/5500rpm、最大トルクは91.8kgm/2250-3750rpmを引き出す。
トランスミッションは、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトMCT 7。駆動方式は、4WDの4マチック。メルセデスAMG S63 4MATICカブリオレは、車両重量が2トン以上あるが、0‐100km/h加速3.9秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを実現する。
内外装は、AMGらしい専用仕立て。サスペンションやブレーキも強化された。軽量化のために、バッテリーはリチウムイオンを採用している。