【ダイハツ キャスト 発売】三井社長「3バリエーション同時開発に2つの技術が貢献」

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ダイハツ工業 三井正則 社長
ダイハツ工業 三井正則 社長 全 8 枚 拡大写真

ダイハツ工業は9月9日、新型軽乗用車『キャスト』を発売した。グリルやバンパーなどの外装やインパネ形状を始めとする内装も異なる3つのバリエーションを同時開発したのが特徴。

ダイハツの三井正則社長は同日、都内で開いた発表会で「ダイハツのデザイン力のすべてをこのキャストに凝縮した」とした上で、「お客様の日常の中で気負わず、長く愛着を持って頂けるデザイン。丸型ヘッドランプやふくよかなボディラインなど、デザイナーがじっくりと練り上げた表情豊かで立体感のあるデザインを最大限尊重し、そのままの形で発売に至った」と強調した。

さらに「ダイハツのデザインの結晶ともいえるキャストは様々なお客様の志向や生活シーンに合わせ3つのバリエーションで展開する」とし、3バリエーションのそれぞれの特徴に関して「都会的テイストで洗練されたエレガントな質感が際立つ『キャスト スタイル』。スポーティーテイストが走りへの期待感をかきたてる『キャスト スポーツ』。そして力強いクロスオーバーテイストが行動半径を広げる『キャスト アクティバ』」と説明した。

ダイハツが3つのバリエーションをもつ新型車を同時開発したのは初めてで、「その実現には2つの技術が貢献している」と三井社長は明かす。そのひとつが「ダイハツが採用を拡大している樹脂部品に関する技術」で、「樹脂の採用でデザインに自由度が生まれ、スチールでは表現しにくかった立体的なデザインが可能となった」という。

また2つめは「世界で初めて量産化に成功した技術『Dラッピング』。塗装に頼っていたツートンカラーをラッピングに置き換える、この技術は生産面で柔軟な対応を可能にするだけにとどまらず、デザインのバリエーションを広げ、お客様の楽しみにもつながる」としている。

《小松哲也》

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