今週末、ツインリンクもてぎで開催される「2015 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVC KENWOOD 日本ラウンド」に向けてドライバーらが来日。10日にメディア向けのインタビューセッションが行われた。
登場したのは今年もホンダで戦うティアゴ・モンテイロとガブリエーレ・タルクィーニ。日本でもフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)で参戦経験のあるトム・コロネル。現在ランキング首位のホセ-マリア・ロペス。そして今回WTCC初挑戦となるニコラ・ラピエールの5人。東京タワーの真下にある増上寺を訪問し記念撮影などを行った。それぞれ日本に縁があったり、日本が大好きというとのこと。
この日はあいにくの雨となったが、増上寺を前に全員笑顔が絶えない様子。今年もホンダの一員として戦うモンテイロは「日本の文化、食べ物、またメンタリティも気に入っている。増上寺は東京という都会の中心に伝統的なお寺があるという特別な空間。とても良い機会になったよ」と興奮した様子。
日本が大好きというタルクィーニも「毎年日本に来た時はホンダの人たちと東京をはじめ色々な街に行くし、お寺も名前は忘れたけど毎回行っているね。でも、ここは初めて。高層ビルが並ぶ街の中心にお寺があるというシチュエーションは初めてだったから、少し驚いたね」と語った。
その後、近くのホテルで行われたメディア向けのインタビューセッションでは、WTCC初開催となるもてぎに向けて意気込みを語り、ランキング首位を快走するロペスは「昨年とは異なった状況だけれど、チームの皆とともにチャンピオンを勝ち取れるように、まずは今週末ベストを尽くす」とコメント。
もてぎでのレース経験があるコロネルは「1コーナー、ヘアピン、そして90度コーナーがオーバーテイクポイントになるだろう。鈴鹿とは違った面白いレースになると思う」と見どころを語ってくれた。またラーダから今回初のWTCCに臨むラピエールは「まだまだ色々なことを学ばなければいけないから、今週はタフなレースになると思うけど、初のもてぎでのレースにもなるし楽しみ」とのこと。そしてホンダ勢の2人は揃って「ホンダにとって重要なレースだからプレッシャーは感じているけど、結局他と一緒でシリーズ戦の一つ。もてぎは今のマシンに合っていると思うから良い結果が狙えると思う」と自信をみせていた。
関東圏では初の開催となるWTCC日本ラウンド。明日11日にはフリー走行が予定されており、12日に公式予選。13日に決勝が行われる。