自分流に仕上げるのがハーレーのDNA…9割のユーザーがカスタム

モーターサイクル 企業動向
9月9日の夜に都内で開催した「HARLEY-DAVIDSON DARK CUSTOM PARTY」(ハーレーダビッドソン ダークカスタムパーティ)。
9月9日の夜に都内で開催した「HARLEY-DAVIDSON DARK CUSTOM PARTY」(ハーレーダビッドソン ダークカスタムパーティ)。 全 12 枚 拡大写真

まるでカスタムショーだ。

9月9日の夜に都内で開催した「HARLEY-DAVIDSON DARK CUSTOM PARTY」(ハーレーダビッドソン ダークカスタムパーティ)、その会場には、2016年モデルでリニューアルされたニュー・スポーツスターらとともに、日本のカスタムビルダー5人が製作したカスタムハーレーも展示。

5台のカスタムハーレーは、「アスタリスク」の星川英樹氏、「チェリーズカンパニー」の黒須嘉一郎氏、「デュアスカラスサイクルス」の藤井龍也氏、「ラックモーターサイクルズ」の杉原雅之氏、「カスタムワークスゾン」の植田良和さん&吉澤雄一氏が手がけたもの。

ハーレーダビッドソン本社(米国・ミルウォーキー)のダイス・ナガオ氏によれば「日本のカスタムシーンはアメリカでも注目されていて、たいへん評価が高い」とのこと。オーストラリアのバイク専門誌「MOTORCYCLE TRADER」の記者 グラントさんは新型の『アイアン 883』を含め、「イカしてる!」と目を丸くした。

じつはこの5組のカスタムビルダー。ハーレーダビッドソン社が企画する「STREET BUILD OFF」というプロジェクトのもと、現在「STREET750」のカスタムをビルドアップ中。今年12月6日に行われる「Yokohama Hot Rod Custom Show」にて一般公開する予定だから見逃せない。

それにしても、バイクメーカーとカスタムショップが手を取り合ってプロジェクトを進めていく姿勢は、ファンとしては嬉しい。ハーレーダビッドソン・アジアパシフィックのリーダー、グレッグ・ウィリス氏はこう言う。

「我々にとってカスタムはDNAであり、そのDNAとともに113年間カスタムリーダーとして存在してきた。100年にわたるパーツ&アクセサリーカタログの展開、1万点を超えるパーツ&アクセサリー、ただの金属でなんかでは終わらない。人生そのものの象徴である」

同社の調べによると、89%のハーレーユーザーがカスタムを楽しんでいるという。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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