東京タクシーセンター、羽田空港国際線などで「UDタクシー」専用レーンの運用開始

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UD/ワゴンタクシー専用レーン運用開始に伴う発車式
UD/ワゴンタクシー専用レーン運用開始に伴う発車式 全 8 枚 拡大写真

東京タクシーセンターは9月14日、羽田空港国際線ターミナルおよび東京駅八重洲口のタクシー乗り場に全国初となるユニバーサルデザイン(UD)タクシーおよびワゴンタクシー専用レーンを設置し、運用を開始した。

羽田空港国際線ターミナルのタクシー乗り場のタクシー待機所には現在、15台ずつ待機できるレーンが9列あるが、このうちの2列を車椅子のまま乗車できる機構などを備えたUDタクシーや、ワンボックス型のワゴンタクシーだけが入れる待機レーンに変えた。これにより一定割合でUD/ワゴンタクシーがタクシー乗り場に配車されるようになる。

東京タクシーセンターの渡辺英雄専務理事は同日、羽田空港国際線ターミナルのタクシー乗り場で行ったUD/ワゴンタクシー専用レーン運用開始に伴う発車式で「訪日外国旅客の利便や移動、滞在しやすい環境整備の一環として羽田空港国際線ターミナルタクシー乗り場に2レーン、30台分のUD/ワゴンタクシー専用レーンを設置して、運用を開始した」と、日本初の試みに踏み切った背景を説明。

その上で「都内にはUDタクシーがまだ29台しかない。ワゴンタクシーも452台とかなり少ない。30台分の入れ物を造ったので、関係者のみなさまにはメインディッシュであるUD、ワゴンタクシーを十分ここに配車し、盛りつけて頂いて器が足りなくなるまでのご支援、ご協力を賜りたい」と訴えた。

また来賓を代表してあいさつした国土交通省総合政策局安心生活政策課の奈良和美企画官は「国交省ではUDタクシーを2020年度末までに全国で2万8000台導入する数値目標を立てているが、現状ではまだまだ進んでいない。そうした意味でも専用レーンの設置に強く期待している」と述べた。

《小松哲也》

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