【フランクフルトモーターショー15】フェラーリ 488 に「スパイダー」登場…3.9Lターボで670ps

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フェラーリ 488 スパイダー
フェラーリ 488 スパイダー 全 15 枚 拡大写真

イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリは9月15日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー15において、『488スパイダー』を初公開した。

同車は、『458スパイダー』の大幅改良車。クーペボディの『458イタリア』は3月、ジュネーブモーターショー15において、『488 GTB』に進化を遂げた。458スパイダーも大幅改良を機に、車名を488スパイダーに変更する。

488スパイダーにも、488 GTB同様、ダウンサイズの新エンジンを採用。ミッドシップに搭載されるのは、488GTBと同じ3902cc V型8気筒ガソリンターボエンジン。排気量は458スパイダーの4.5リットルV8自然吸気ユニットと比較して、およそ600ccダウンサイジングした。それでいて、最大出力670ps/8000rpm、最大トルク77.5kgm/3000rpmを引き出す。

従来の4.5 リットル(最大出力570ps、最大トルク55kgm)比で、排気量を縮小しながら、パワーは100ps、トルクは22.5kgmも向上。可変トルクマネージメントシステムにより、シフトアップに合わせて、スムーズかつプログレッシブに増加する強大なトルクを発生する。

トランスミッションは7速。乾燥重量は1420kg。488 スパイダーは、0‐100km/h加速3秒以内、0-200km/h加速は 8.7秒、最高速325km/hの圧倒的パフォーマンス。フェラーリによると、ターボラグを徹底的に排除したことで、ターボエンジンでありながら、切れ味鋭いエンジン応答性能を実現するという。

フェラーリのミッド・リアエンジン車として初めて、リトラクタブル式ハードトップを採用した458スパイダーの利点を、488スパイダーも継承。走行中でも、14秒で開閉できる。

また、スカリエッティセンターの卓越したアルミニウム加工技術が可能にした軽量かつ高性能なスペースフレームシャシーは、クーペモデルと同等のねじれ剛性および屈折剛性を達成。フェラーリは、「シャシー性能は、458 スパイダーと比べて23%向上した」と説明している。

《森脇稔》

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