今後20年間に必要なパイロットとメカニック、40%がアジア地域…ボーイング調べ

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パイロット需要の予測(参考画像)
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ボーイングは、今後20年間に新たに必要とされる民間機パイロットと整備技術者の40%がアジア太平洋地域の需要であるとの予測を発表した。需要は北米、アフリカ、ヨーロッバの需要合計を上回る。

ボーイングが発行する最新の「2015年度パイロットと技術者予測」によると、アジア太平洋地域で2034年までに必要とされる新規パイロットの必要数が22万6000人、新規技術者が23万8000人と予想している。

アジア太平洋地域の需要を牽引するのは、中国で新規パイロットが10万人、新規技術者が10万6000人と、アジア太平洋地域の約半数を占める。東南アジアの新規パイロットが5万7000人、新規技術者が6万人。

域内の他の国々も長期的に何万人単位での需要が継続し、南アジアの新規パイロットが4万人、新規技術者が3万7000人、北東アジア(日本・韓国・台湾)の新規パイロットが1万7000人、新規技術者が2万2000人、オセアニアの新規パイロットが1万2000人、新規技術者が1万3000人が今後20年間で必要と予測する。

ボーイングの「パイロットと技術者予測」は、世界の新造機のデリバリー予測数と密接に関連する。最新の「2015年度最新市場予測」では、アジア太平洋地域が、2034年までの20年間に受領する新造機数が1万4330機、金額ベースでは2兆2000億米ドルとしており、世界の他地域を大きくリードしている。

《レスポンス編集部》

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