オリックスは、インドネシアでオートローン事業を展開するPT.Sinar Mitra Sepadan Finance(SMS社)を買収すると発表した。2015年10月を目処に、外資企業の出資上限比率となるSMS発行済み株式の85%を取得する予定だ。
オリックスは、1975年にインドネシアに進出し、現地の大手企業から中堅・中小企業向けに設備リースや自動車リース事業を展開。今回の買収で、オートローンへと事業領域を拡大し、同国での金融サービスの多角化を図る。
SMSは、2000年に設立され、個人事業者および個人を顧客基盤とする独立系のオートローン事業者で、総資産は約400億円。インドネシア全国に106の支店を持ち、日本車のミニバンやトラックを主体に取り扱っており、小口分散化された債権ポートフォリオを形成している。今後、オリックスの自動車リースノウハウや販売チャネルと融合させることで、さらなる成長を図る。