北海道倶知安町の旅行会社、寝台特急『北斗星』の客車を保存へ…DD51や『はまなす』も検討

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コア・エージェンシー・ニセコは『北斗星』客車2両を保存すると発表。写真は同社が保存の対象としているJR北海道のスハネ25形500番代(右)。
コア・エージェンシー・ニセコは『北斗星』客車2両を保存すると発表。写真は同社が保存の対象としているJR北海道のスハネ25形500番代(右)。 全 3 枚 拡大写真

タクシー・バスの手配業務を行っている北海道倶知安町の旅行会社「コア・エージェンシー・ニセコ」は9月16日、寝台特急『北斗星』で使用していた客車2両の保存を検討していると発表した。

同社は2011年7月に創業。美空ハイヤーや倶知安ハイヤーなどのタクシー会社のほか、ホテルや医療法人なども傘下に収めている。今回の保存計画は、美空ハイヤーと倶知安ハイヤーを統合した新会社「ニセコ国際交通」が10月1日に発足することを記念したもの。JR北海道から保存の打診も受けており、『北斗星』用客車をニセコエリアの新たな観光資源として活用することを検討しているという。

現段階で保存の対象となっているのは、『北斗星』のB寝台車だったオハネフ25形(オハネフ25 2)と、1人用B個室「ソロ」とロビー室が設けられていたスハネ25形(スハネ25 501)。両車とも現在はJR北海道の苗穂工場に留置されている。DD51形ディーゼル機関車や、青森~札幌間の急行『はまなす』で使用している14系客車の保存も検討しており、DD51形は可能であれば動態保存したい意向という。

『北斗星』は上野~札幌間を結んでいた寝台特急。今年3月のダイヤ改正で臨時列車になり、8月には臨時列車としての運行も終了した。『はまなす』も北海道新幹線新青森~新函館北斗間の開業(2016年3月26日)に伴い廃止されることが決まっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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