国土交通省は、日本バス協会が実施している「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で、貸切バス事業者安全性評価認定委員会が、安全確保への取り組み状況が優良な474の貸切バス事業者を認定したと発表した。
2015年度の認定事業者の内訳は、三ツ星が180事業者、二ツ星が83事業者、一ツ星が211事業者。これで総認定事業者数は779者、車両数が2万0079両となった。貸切バス事業者全体に占める割合は事業者数で17%、車両数が41%。
貸切バス事業者安全性評価認定制度は、貸切バス事業者の安全性や安全の確保に向けた取り組み状況を評価・公表することで、貸切バスの利用者や旅行会社がより安全性の高い貸切バス事業者を選択しやすくするのが目的。制度の実施を通じ、貸切バス事業者の安全性の確保に向けた意識の向上、取り組みの促進を図るとともに、より安全な貸切バスサービスの提供に寄与するため、日本バス協会が実施している。
認定事業者は、運行する貸切バスの車体や自社のホームページなどに「SAFETY BUS」(セーフティバス)マークを掲示し、認定事業者であることをPRすることが可能。