GM、米司法省と罰金9億ドルで和解…点火スイッチのリコール

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アメリカ仕様の2009年型モデル「シボレーHHR」
アメリカ仕様の2009年型モデル「シボレーHHR」 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは9月17日、点火スイッチの不具合による大規模リコール(回収・無償修理)問題に関して、米国司法省との間で罰金9億ドル(約1090億円)を支払うことで和解した、と発表した。

GMの大規模リコールは、2014年初頭に発覚。過去に販売されたGM車のイグニッション(点火)スイッチの不具合によるものだった。走行中、エンジンキーが勝手に戻り、エンジンが停止。この状態で事故を起こせば、エアバッグが作動しない。

また、GMはこの不具合がリコールに相当すると認識しながら、2014年に至るまでのおよそ10年間、米当局や顧客に必要な情報を開示しなかったと指摘された。そして、このリコールの届け出の遅れが、不具合に起因する事故を拡大させる結果を招いたと見られる。

GMは9月17日、点火スイッチの不具合による大規模リコール問題に関して、米国司法省に罰金9億ドル(約1090億円)を支払うことで和解。

GMのメアリー・バーラCEOは、「点火スイッチのリコール対応の誤りは、決して繰り返さない。我々は再び、謝罪する」とコメントしている。

《森脇稔》

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