【フランクフルトモーターショー15】アルファロメオ ジュリア に「クアドリフォリオ」…性能はBMW M3 超えた

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アルファロメオ ジュリアクアドリフォリオ(フランクフルトモーターショー15)
アルファロメオ ジュリアクアドリフォリオ(フランクフルトモーターショー15) 全 8 枚 拡大写真

イタリアのアルファロメオは9月15日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー15において、新型『ジュリア』を初公開した。

ジュリアといえば、1962年に誕生したアルファロメオの名車。小型の4ドアスポーツセダンで、1977年までの15年間に渡って、生産された。そのジュリアの名前が、およそ40年ぶりに復活。フランクフルトモーターショー15では、7月に欧州で発表された新型ジュリアの詳細が明かされた。

新型ジュリアのハイライトが、アルファロメオが属するFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)傘下のスーパーカーメーカー、フェラーリがチューンしたエンジンを搭載する最上級グレード、「クアドリフォリオ」。

フランクフルトモーターショーでは、クアドリフォリオ用のV型6気筒ガソリンターボエンジンの排気量が、ダウンサイジングの2.9リットルと公表された。同時にスペックも発表され、最大出力は510hp、最大トルクは61.2kgm以上。0-100km/h加速は3.9秒、最高速は307km/hに到達する。

また、カーボンファイバーやアルミなどの軽量素材により、車両重量は1524kgに抑えられた。前後重量配分は50対50と理想的。パワーウェイトレシオは3kg/hp以下で、アルファロメオは、「クラスでベスト」と自信を示す。

新型ジュリアのクアドリフォリオの競合車となりそうなのが、新型BMW 『M3セダン』。同車は、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力431ps/5500-7300rpm、最大トルク56.1kgm/1850-5500rpmを引き出す。トランスミッションは、6速MTと7速デュアルクラッチの「DCT」。0-100km/h加速は、7速DCTが4.1秒、6速MTが4.3秒。最高速は250km/h(リミッター作動)。新型ジュリアのクアドリフォリオは、パワー、動力性能ともに、新型M3セダンを上回っている。

《森脇稔》

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