『パトレイバー』警視庁に立つ、バイクの胸部プロテクター着用推進

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胸部プロテクター着用推進出動式(21日・警視庁)
胸部プロテクター着用推進出動式(21日・警視庁) 全 5 枚 拡大写真

全国で秋の交通安全運動が始まった21日、映画『パトレイバー首都決戦』(10月10日封切)に登場する高さ8mのロボット「98式AVイングラム」が、警視庁正門に立った。

警視庁交通部が、民間企業各社の協力を得て展開した「胸部プロテクター着用推進隊出動式」の要請に応えた演出で、胸部プロテクターの着用をライダーに拡大することで死亡事故を減少させたいという交通安全イベントの一環。手動式後に行われたバイク・パレードに参加する女性ライダーら100人に見守られる中での出来事だった。

そのため関係者以外立入禁止の正門前の広場に立ったイングラムが、警視庁本部を背景にして巨大なバイクの胸部プロテクターを着用しているという珍しい風景になった。

このイベントには、警視庁交通部の大澤裕之部長ほか、三藤晋也参事官、阿武孝雄交通総務課長らも出席。

朝8時からは、その足下で約30人の女性ライダーが胸部プロテクターを着けて出動式に参加。その後に、警視庁のある千代田区桜田門交差点から中央区東銀座の三原橋交差点までの約2kmでバイク・パレートを展開。白バイの先導を受けながら30台の大型バイクが事故防止とプロテクター着用を訴えた。

「これだけ多くの女性ライダーが集まってパレードすると、歩行者や他のドライバーやかなりの注目を集めると思うので、ぜひ安全走行と思いありのある優しい運転をアピールしていただきたい」と、大澤部長が女性ライダーを激励。パレード参加31人の女性ライダーの代表が、プロテクター着用で安全運転を宣言した。

東京都の今年の交通事故は前年比で減少しているが、9月20日現在の死者数は前年同期に比べて16人多い116人に増加した。二輪車の死亡事故はその約30%にのぼる。

その死亡要因は、頭部損傷と胸部・腹部損傷で各40%を占めているため、胸部プロテクターの着用を進めることで、死亡事故減少を目指している。

秋の交通安全運動は30日までの11日間。

《中島みなみ》

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