シルバーウィーク、無料開放中の九十九里有料道で一部通行止め…立ち往生する姿も

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九十九里有料道、片貝終点。「津波対策工事のため一部通行止」という看板が立つ
九十九里有料道、片貝終点。「津波対策工事のため一部通行止」という看板が立つ 全 14 枚 拡大写真

千葉外房有料道路や東金九十九里有料道路など、千葉県道路公社が管理する有料道路が9月30日まで夏期無料開放中だが、九十九里有料道路の北側区間が9月1日から通行止めとなり、週末やシルバーウィークにこの区間を走ろうとしたクルマたちが立ち往生する姿があった。

9月1日から通行止めとなった区間は、東金九十九里有料道と九十九里有料道が接続する真亀IC付近から終点の片貝までの約3.7km。ドライバーたちは「津波対策工事のため一部通行止」という看板を見て、「知らなかった、残念」とこぼして一般道へと移動していった。

東日本大震災で発生した津波で被害を受けた九十九里沿岸。千葉県は今後の対策として、海岸堤防のかさ上げを実施(海岸津波対策事業予算、2014年・24億円)。コンクリートブロックなどによる海岸堤防のかさ上げのほか、海岸堤防生態系などの環境面、海水浴などの利用面、砂浜侵食などの防護面の観点から、九十九里有料道(17.2)kmのうちの7.5kmをかさ上げする。

県は、有料道路のかさ上げについて「2016年度の完成を目指す。有料道路の下の生活用通路については、津波のさいに浸水口となる可能性があるため、利用実態などを調べ防護方法を検討していく」という。

この付近には、「元禄地震の再来想定津波高」と記された標識が立つ。東日本大震災で発生した津波は、1703年12月31日の元禄地震発生時よりも高い波が到達。旭市などでは海岸から30m付近のエリアの家屋が半壊・全壊したといわれている。

《レスポンス編集部》

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