【昭和の名車まつり15】もはや残存1台? ベレット・ワークス など[写真蔵]

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1968年 いすゞ ベレット 1600GTR
1968年 いすゞ ベレット 1600GTR 全 35 枚 拡大写真
長野県東御市にある道の駅雷電くるみの里で9月13日、「昭和の名車まつり」が開かれた。同道の駅オープンの翌年からスタートしたイベントで、東信地方の旧車好きでつくる「カードリームオーナーズクラブ」の協力。

今年で11回目となり、1都9県から135台のクラシックカーが集結した。ここでは年季の入った往年のいすゞ車とホンダ車、それにマツダ車をピックアップしてみる。

会場内で、ひときわ異彩を放っていたのは、青とオレンジの2トーンカラーに塗られたいすゞ『ベレット』 。オーナーによれば、詳細は不明だがかつてレースに参戦していたワークスカーとのこと。エンジンやダッシュボードなどは取り扱いやすいように一般的なベレGのものに換装されているが、カラーリングや強化サス、キルスイッチなどは当時のままという。『スカイライン』がレース界で活躍する以前に各地のサーキットを席巻していた、非常に貴重な個体である。

同じくいすゞ車では『ヒルマンミンクス』も1台が参加。かつて同社がイギリスのルーツ自動車と提携してノックダウン生産したもので、その2代目である。ベレットが1963年に後継車として登場する礎(いしずえ)となった。

ホンダはFR・2シーターのオープンスポーツ、『S600』と『S800』など。4連キャブレターを組み込む水冷直4DOHCの超高回転型エンジンを搭載するなど、ホンダF1黎明期のエンジニアリングが満載されていた、小さくても精密なロードゴーイングカーだ。

また、マツダの初代『コスモスポーツ』も今は数少なくなったスポーツカーのひとつ。世界で初めてロータリーエンジンを搭載した量産車として知られる。会場に来ていた個体は馬力アップした後期型で、最高速は 200 km/hを誇った。

《嶽宮 三郎》

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