欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループが、全世界で最大およそ1100万台に、排出ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを搭載していた問題。同グループの主力ブランド、フォルクスワーゲン乗用車の該当台数が公表された。
これは9月25日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「フォルクスワーゲン乗用車ブランドで、この問題に該当するのは、全世界でおよそ500万台」と発表している。
フォルクスワーゲン乗用車は同グループの主力ブランド。それだけに、不正車両は全体のおよそ1100万台のほぼ半数を占めることに。
残るおよそ600万台の詳細は公表されていない。米国では、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンで違法なソフトウェアが発見されたことから、同じエンジンを積むアウディ、セアト、シュコダ、フォルクスワーゲン商用車の各ブランドの一部車種が、対象と見られる。
なお米国では、アウディ『A3』の2010-2015年モデルが、該当車種に含まれている。