全世界でおよそ500万台の排ガス不正が行われていたフォルクスワーゲン乗用車ブランド。同ブランドが、新たな営業担当副社長を起用した。
これは9月25日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。「ユルゲン・スタックマン氏を、フォルクスワーゲン乗用車ブランドの営業&マーケティング担当の上級副社長に指名した」と発表している。
ユルゲン・スタックマン氏は54歳。現在、フォルクスワーゲングループ傘下のスペインの自動車メーカー、セアト取締役会の会長を務めている。
ユルゲン・スタックマン氏は2013年、セアトのトップに就任。セアトの業績回復に貢献してきた。同氏は11月1日付けで、フォルクスワーゲン乗用車ブランドの営業&マーケティング担当の上級副社長に着任する予定。
セアト監査役会のFrancisco Javier Garcia Sanz会長は、「ユルゲン・スタックマン氏の2年半の功績に感謝したい。困難な市場環境にも関わらず、セアトの新車販売は過去2年間で、22%伸びた」と述べている。