「ヒューマンモード」のモビリティを考える…ワークショップ開催、3回目はモーターショーで

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Design DOO「ヒューマンモードを考える」第1回ワークショップの様子
Design DOO「ヒューマンモードを考える」第1回ワークショップの様子 全 7 枚 拡大写真

日本デザイン機構が始めたDesign-DOOの活動「ヒューマンモードを考える」の第1回ワークショップ「メーカーとともに体験&議論」が、9月17日、トヨタ自動車の協力により、東京お台場の「メガウェブ」で開催された。

ヒューマンモードとは、車いす、ベビーカー、自転車,パーソナルモビリティなど、歩行者以上・自動車未満のモビリティを指す。従来の日本の道路ではこれらを既存のルールに無理に当てはめており、無理が生じている。Design DOOではこうした状況を考え、歩道か車道かという従前の区分にとらわれず、環境問題や高齢者問題に直面した都市の中で、ヒューマンモードにとってふさわしい道路交通を、講義や実習によって探っていきたいとしている。

第1回のワークショップは20名近くが参加。パーソナルモビリティ『ウィングレット』超小型モビリティ『i-ROAD』についてトヨタ自動車の開発担当者などから説明を受けたあと、合計5台が用意されたウィングレットの試乗や、i-ROADのデモ走行見学を実施。その後は開発担当者との意見交換を行い、活発な議論が展開された。当日の模様はTOKYO MXTVで放映された。

「ヒューマンモードを考える」はこのあと2回のワークショップを予定。まず10月14日は、「街を舞台に動かし方を考える」と題し、大井町駅前を舞台に、地元のまちづくりに関わるNPOから説明を受けたあと、電動車いす「ラギー」などを使い駅前周辺をフィールドワーク。その後NPOの方とともに、繁華街におけるヒューマンモードの動かし方について議論を進めていく。

3回目は11月2日に開催。「モーターショーでワークショップ」というタイトルのとおり、東京モーターショーにおいて次世代型モビリティの展示を行う「スマートモビリティシティ2015」を舞台に、複数のモビリティを体験したあと、国内外のパーソナルモビリティ事情に詳しいグラディエ代表取締役、磯村歩氏を迎え、都市や地方でどう活用すれば有効かを考えていく。

参加費は各回とも一般2000円、日本デザイン機構会員1500円。第3回の東京モーターショー入場料は参加費に含まれる。Design DOO事務局のメールアドレス宛に、タイトル「ヒューマンモードを考える」・氏名・住所・勤務先あるいは学校名・メールアドレス・電話番号を明記して申し込み、当日会場で参加費を支払う。

《森口将之》

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