VW と アウディ、米グリーンカー賞を返上…排ガス不正発覚で

自動車 ビジネス 企業動向
先代VWジェッタ TDI
先代VWジェッタ TDI 全 2 枚 拡大写真

排ガス試験を不正にクリアする目的で、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアを装着していたフォルクスワーゲングループ。同社が米国での栄誉を、返上することが分かった。

画像:VWジェッタTDIとアウディA3TDI

これは9月30日、米国の「グリーンカージャーナル」誌が明らかにしたもの。「フォルクスワーゲンとアウディから、グリーンカーオブザイヤー返上の申し出を受けた」と発表している。

グリーンカージャーナル誌は、毎年秋のロサンゼルスモーターショーにおいて、「グリーンカーオブザイヤー」を発表。米国で過去1年に発売されたエコカーの中から、環境性能に最も優れた1台を選出する。

フォルクスワーゲングループからは、2008年に先代フォルクスワーゲン『ジェッタTDI』、2009年に先代アウディ『A3 TDI』が、2年連続で同賞を受賞。ところが、2台とも、排ガス試験での不正が発覚した「EA189」型2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン搭載車だった。

グリーンカージャーナル誌のロン・コーガン編集長は、「フォルクスワーゲンとアウディのグリーンカーオブザイヤー賞の取り消しは、遺憾だが適切な措置」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
  2. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  3. 日野自動車・人事異動 2026年4月1日付
  4. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
  5. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る