VWグループのディーゼル問題、「V6とV8は不正なし」
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これは9月30日、フォルクスワーゲングループの英国法人、フォルクスワーゲングループUKが明らかにしたもの。同社は、「V6 TDIとV8 TDIに、不正はない」と公表している。
今回の問題は9月18日、米国で発覚。米国EPA(環境保護局)は、不正が認められたエンジンを、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」と発表していた。
また、9月29日には、スイスの道路交通局が、1.2リットルTDIと1.6リットルTDIも対象に含まれる、と発表。この問題が広がりを見せていた。
そんな中での、今回のフォルクスワーゲングループUKの発表。V6 TDIとV8 TDIは、フォルクスワーゲン『トゥアレグ』やアウディ『A6』『A8』など、グループの上級車に幅広く搭載されているディーゼルエンジン。「不正がない」と宣言することで、対象車を保有する顧客の不安を和らげるのが狙いと見られる。
《森脇稔》