民間調査会社のオートデータ社は10月1日、9月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は144万2460台。前年同月比は15.8%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが25万1310台を販売。前年同月比は12.5%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、12.4%増の1万7066台と、3か月連続で増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比7.1%増の5万3725台と、18か月連続で前年実績を上回る。
トヨタを上回り、7か月ぶりに2位のフォードモーターは、22万1269台を販売。前年同月比は23.3%増と、4か月連続の前年実績超え。主力中型セダンの『フュージョン』が、15%増の2万4942台と、2か月ぶりに増加。主力SUVの『エスケープ』も、31.1%増の2万8473台と、2か月ぶりに増加した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、16.4%増の6万9651台と、8か月連続で前年実績を上回った。
FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。その販売台数は19万3019台で、前年同月比は13.6%増と66か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、0.1%減の3万6598台と、6か月ぶりに減少。クライスラーブランドでは、新型セダンの『200』が、3%増の1万1364台と好調を保つ。
日本メーカーのビッグ3では、7か月ぶりに3位のトヨタが、19万4399台を販売。前年同月比は16.2%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、21%増の3万4487台と、7か月ぶりに増加。『カローラ』は29.7%増の2万6636台と、4か月ぶりに増加する。『RAV4』は2万7104台で、前年同月比は19.3%減と、3か月ぶりのプラス。
ホンダは、日産を上回り、6か月連続の5位。9月は13万3750台を売り上げ、前年同月比は13.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が3万3641台で、前年同月比は2.1%増と8か月ぶりに増加。『CR‐V』は2万9925台を売り上げ、前年同月比は26.1%増と、4か月連続のプラス。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は4608台と、良好な立ち上がり。
日産は、ホンダを下回り、6か月連続の6位。8月は、12万1782台を販売。前年同月比は18.3%増と、2か月ぶりの前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万4224台を販売。前年同月比は11.8%増と、4か月連続で前年実績を上回る。『セントラ』は、13.1%増の1万4196台と、2か月ぶりに増加。主力SUVの『ローグ』は2万5064台を売り上げ、前年同月比は45.5%増と14か月連続で前年実績を上回っている。