【フィアット 500X 発表】新プラットフォームにこれまでのデザインエレメントを再現

自動車 ニューモデル 新型車
フィアット 500X
フィアット 500X 全 8 枚 拡大写真

フィアット『500X』のデザインは、60年前の『ヌォーヴァ500』、そして、2007年の『500』の特徴全てを受け継いだクルマだという。

「その特徴とは、プロポーションはもちろん、確実な走行性能や、地面をしっかりと捉えたスタンスなどだ」とは、FCA Italy:EMEA デザイン部門ヘッドのロベルト・ジョリート氏の弁。

そして、500Xには、「スピリット、デザイン、そして技術力の蓄積が表現されている」と述べる。

「そのスピリットとは、シリーズ共通のデザイン要素で表現している」とジョリート氏。具体的には、大小2灯のフロントライトや、台形に型取られたノーズ部分。そして、「クロームメッキの口髭がフィアットロゴの両側についていることなどだ」と説明する。

更にサイドから500Xを見ると、「特徴のあるキャラクターラインがクルマを1周していることに気付くだろうし、そのシルエットは非常に柔らかな線で形成され、後部トランクのカーブは少々外に突出しているのも特徴だ」という。そして、「このようなディテールは500全てのジェネレーションの鍵となるものだ」と話す。

500Xのデザイン上の課題は、「これらのキーを新しいプラットフォームに再現することだった」とジョリート氏。「単に500のカーブを膨らませて、サイズを合わせただけではない。厳密に形のバランスとデザイン的記号の配列に従いデザインした。フロントフェイスに躍動感とボリュームを与え、リアビューにはより強いダイナミズムを与えたたうえで、500の形状的バランスは、踏襲したのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型スバル『フォレスター』のエキゾーストをアップデート! ブリッツ「ニュルスペック・カスタムエディション」発売
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 車中泊のトレンドに変化あり? 乗用車ベースが伸びてくる可能性…キャンピングカーランキング 6月
  4. 著しい高速度で走行中に死亡事故、運転者に実刑を命じる
  5. 「1秒で着脱できる」バイク用インカム『H6』が新発売! 高音質で快適ツーリング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る