VWの投資計画見直し、毎年10億ユーロ削減へ

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲン XL1(参考画像)
フォルクスワーゲン XL1(参考画像) 全 2 枚 拡大写真
排ガス試験を巡る不正により、創業以来、最大の危機に直面しているフォルクスワーゲングループ。同社が打ち出していた投資計画の見直しについて、具体的内容が公表された。

これは10月13日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「当初の計画に対して、毎年10億ユーロ(約1365億円)の投資を削減する」と発表している。

ここ数年、フォルクスワーゲングループは、世界規模で積極的な投資を実行してきた。狙いは、2018年までにトヨタを世界販売と収益性で上回り、世界一の自動車メーカーになること。

同社は2014年11月、総額856億ユーロ(約11兆6700億円)の大型投資計画を発表。2015‐2019年の5年間にかけて実行されるもので、新型車や新たな環境技術の開発、新工場の建設などに充当される予定だった。

今回の発表により、この総額856億ユーロの大型投資計画も見直されることに。投資によって、環境性能に優れる新型車を効率良く生産し、新車販売を伸ばして収益性を高めてきたフォルクスワーゲングループ。投資の削減で、成長戦略が修正を余儀なくされることになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る