VW、ディーゼル重視を転換…環境対応車の主軸はEVとPHVに

自動車 ビジネス 企業動向
VWe-ゴルフとe-up!
VWe-ゴルフとe-up! 全 1 枚 拡大写真

一部のディーゼルエンジン車に、排ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲングループ。同社が、環境対応車の主軸を、ディーゼル以外に置く方針を示した。

これは10月13日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「ディーゼル戦略を見直し、乗用車と商用車については、電動技術の標準化に向けた開発を進める」と発表している。

今回の発表は、全世界の最大1100万台に、違法なソフトウェアを搭載していた問題を受けて、ディーゼルに対するイメージ悪化は避けられないと、同社が判断したと受け取れるもの。

なお、フォルクスワーゲングループは9月、フランクフルトモーターショー15において、「2020年までに、20以上のEVとプラグインハイブリッド車(PHV)を発売する」と発表済み。ディーゼル問題を受けて、今後、この方針をいっそう加速させていく。

フォルクスワーゲン乗用車ブランドのハーバート・ディエスCEOは、「フォルクスワーゲンブランドは将来に向けて、ポジションを見直す。さらにエコに生まれ変わる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る