【MotoGP 日本GP】秘蔵公開、ホンダ通算700勝を支えたマシンたち

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MotoGP展 Road to 700victory ~勝利を支えたマシンたち~
MotoGP展 Road to 700victory ~勝利を支えたマシンたち~ 全 13 枚 拡大写真

MotoGP 日本グランプリが終わったばかりのツインリンクもてぎ。見どころはまだまだある。

ホンダコレクションホールでは10月14日まで、ホンダが前人未到の通算700勝を達成したことを記念した「MotoGP展 Road to 700victory ~勝利を支えたマシンたち~」を開催中。

これまでの勝利を支えた節目のマシンを展示するとともに、ホンダの長きに渡るレーシングヒストリーを紹介する。

ホンダは8月9日、「2015FIMロードレース世界選手権シリーズ第10戦インディアナポリスグランプリ」のMotoGPクラスにおいて、マルク・マルケス(Repsol Honda)が優勝。

この勝利で、1961年スペインGP125ccクラスでHonda RC143を駆るトム・フィリス(オーストラリア)が初優勝して以来、通算700勝を達成した。

ホンダは1954年に創業者の本田宗一郎が、“世界一への夢の達成”を目標に、マン島TTレース(当時のロードレース世界選手権最高峰)への出場を宣言。その後マシンを5年かけて開発し、1959年のマン島TTレースに日本メーカーとして初出場を果たしている。

翌1960年からFIMロードレース世界選手権シリーズの125ccと250ccクラスに参戦スタート。61年にトム・フィリスが勝利を収めると、66年には全5クラスを制覇。

ホンダにとってレース参戦はまさに“走る実験室”。勝利に向け開発した新技術を市販車にフィードバックし、完成度を飛躍的に向上させ、ユーザーから高い支持を得てきた。

通算500勝は、2001年の日本グランプリ500ccクラスでNSR500を駆るバレンティーノ・ロッシ(イタリア)が達成。600勝は05年のオーストラリアグランプリ250ccクラスのダニ・ペドロサ選手(スペイン)だった。

ホンダコレクションホールには、1961年スペインGPで世界選手権初勝利を飾ったRC143をはじめ、500勝目のNSR500、600勝目のRS250RWなどが展示されている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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