ボッシュ、車載センサーを応用した雑草除去ロボット「ボニロブ」を披露

自動車 ビジネス 企業動向
ロバート・ボッシュ・スタートアップが設立したベンチャー「ディープフィールド・ロボティクス」の開発による農業用ロボット『ボニロブ(Bonirob)』
ロバート・ボッシュ・スタートアップが設立したベンチャー「ディープフィールド・ロボティクス」の開発による農業用ロボット『ボニロブ(Bonirob)』 全 8 枚 拡大写真

ボッシュはシュツットガルト郊外のレニンゲンに設立された新研究センターの開所式に合わせて、同施設内でおこなっている主要研究テーマについての概要説明とデモンストレーションを実施した。

デモでは、社内インキュベートのロバート・ボッシュ・スタートアップが設立したベンチャー「ディープフィールド・ロボティクス」の開発による農業用ロボット『ボニロブ(Bonirob)』を披露した。

ボニロブは、全高2m前後の正方形ボディの四隅にそれぞれ独立操舵機能をもたせた自走行型の農業用ロボットで、筐体天板にGPSを初めとする測位・レーダーを、ボディ下部にイメージセンサーや超音波センサーを備える。

GPSにより位置測位をおこない、自動走行しながら土をスキャニングし、農作物の成長を妨げる雑草などを自動判別して除去する機能を備える。説明員によれば、「自動車で培われたセンサー技術やイメージ認識アルゴリズムを応用して農作物に悪影響を与える雑草を判別し、ボニロブの下部に装備された長さ約80cmのロッドで除去する。これにより除草剤に頼ることなく生育が可能となり環境にも優しい」とのこと。

取るべき雑草と取ってはいけない苗を判別させるために、膨大な画像を利用して機械学習をおこなった。「葉の色や形状をパラメーター化して識別精度を向上させた。認識精度のさらなる向上やコスト面の改善など、近い将来の商用化へ向けた開発を大学や研究機関などと共同で進めている」(説明員)。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る