フィアット ティーポ、20年ぶりに復活…新型コンパクトセダン

自動車 ニューモデル 新型車
フィアット ティーポ
フィアット ティーポ 全 4 枚 拡大写真

イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月12日、欧州市場に投入するフィアットの新型セダンに、『ティーポ』(TIPO)の名前を復活させると発表した。

この新型セダンは2015年5月、トルコで開催されたイスタンブールモーターショー15で初公開された『AEgea』。同車は小型の4ドアセダン。デザインは、イタリアのFCAスタイルセンターが担当。開発はトルコのR&D部門で行われ、トルコのトファスの工場で組み立てられる。

ボディサイズは、全長4500×全幅1780×全高1480mm、ホイールベース2640mm。室内は、大人5名が乗車するのに充分な空間を備え、トランク容量も510リットル(VDA計測法)を確保した。パワートレインはガソリン2、ターボディーゼル2の合計4エンジン。最大出力は95hpから120hpまでで、ディーゼルの燃費は25km/リットルと優れる。

トルコでは11月、販売開始の予定。12月以降、EMEA地域の40か国以上へ出荷される。FCAの今回の発表では、AEgeaの車名は、トルコ限定。他のEMEA地域の国では、ティーポの名前が冠される。

ティーポは、1988年に発表されたフィアットの小型ハッチバック。1994年に登場した『ブラーボ』『ブラーバ』を後継車とする形で、1995年に生産を終了した。日本市場にも、正規輸入された時期がある。欧州では、ティーポの車名が、およそ20年ぶりに復活することになった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る