【スーパーフォーミュラ 第6戦】ロッテラーが今季初ポール獲得…一貴2位で石浦3位、可夢偉は7位

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ロッテラーが今季初ポール獲得…一貴2位で石浦3位
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17日、全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)第6戦の公式予選が宮城県のスポーツランドSUGOで実施され、アンドレ・ロッテラーが今季初ポールを獲得した。2~3位は中嶋一貴と石浦宏明で、小林可夢偉は7位。

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秋晴れのSUGOで迎えた今季“ラスト前”となる一戦。ドライバーズチャンピオン争いも数字的可能性を有する者は既に5人まで絞られているが、最終戦にボーナス得点等がある関係上、今回のSUGOでの王座決定はない。どういう形勢で最終戦に向かうことになるのかが最大の焦点という状況下、まず予選で注目されたのは、ここ2戦お互いに優勝争いの主役を演じ合ってそれぞれ1勝1敗(1勝&2位)、目下ポイントランクで1~2位につける石浦宏明と中嶋一貴の動向であった。

現在41点でランク首位、今季ここまでポール3回の石浦(#38 P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)は、今回の予選では少々バタつき気味に見えた。Q1ではコースオフがあり、Q2ではセッション直後に他の選手から「アタックの邪魔だった」との件らしき抗議を直接受ける一幕もあったりしている。だが、それでもしっかりQ3まで進出し、3位という結果を残すところは、今季の彼の力量充実ぶりが確かなものである証だろう。

「朝のフリー走行では最初マシンバランスがもうひとつでしたが、セッション中の変更で良くなっていたので、予選に向けては自信もありました」という石浦。ただ、予選では4つあるセクターのタイムをすべて最速でまとめることができなかったようで、「すべてノーミスで、というのはなかなか難しいことですが、やはりそれができないとポールは獲れませんね。クルマの速さ(は充分にあったこと)を考えると、今日は悔しい予選でした」というのが本人の予選回顧。ポール常連となっている今季だけに、やはり3位では満足いかないか。

一方、石浦を7点差で追う現在34点の一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)は予選2位、石浦の前につけた。「朝の走り出しから調子は良かったんですが、(コースを)飛び出してしまって、そこからリズムがとれなくてバタバタしましたね」という状況ながら、「それでもQ3にうまくマシンを合わせこめたとは思います。朝の最後から予選Q1、Q2にかけての流れがあまり良くなかったなかでの予選2位ですから、(これ以上の)贅沢は言えないかな、とも思いますね」と一貴は語る。

石浦も一貴も、それぞれに満足とはいえない状況ながらも上々の位置を確保してみせたというところだと思うが、その両者を上まわって今季初ポールを獲得したのがロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)だった。

「とても嬉しいよ。今日は朝のフリー走行でもマシンバランスはわずかな変更をすればいいくらいだった」と、いわゆる“持ち込み”のセットアップ状態が良かったことを窺わせるロッテラーは、Q3で1分05秒005というニューレコードタイムをマーク。「1分04秒99(999)だったら、もっと良かったのにね。ダッシュ(ステアリング)のモニターで“05.00”という数字を見た時には、『ハァ、残念』という感じだったよ」と、本人は笑顔で振り返る。

少しリラックスムードにも思えるロッテラーだが、彼は現在ポイントランク4位。タイトルの可能性を残してはいるが、今日のポールによる1点を追加しても21点、石浦とは20点差あり、もちろん「ネバーギブアップだ」と、あきらめてはいないが、前戦終了時点から「状況によってはチームメイトである一貴のサポートに回る」との旨を語っており、この日も「今日は予選1-2でチームにとっていい日になった。我々のチームはファミリーなんだ」と語りつつ、自身の権利がなくなった場合の一貴援護の意思も示唆している。

なにしろTOM’Sで10年目のロッテラー、「ファミリー」との言葉には特別な思いも込められているように感じられるが、この実力者がリラックスしつつもマシン的にいい状況で週末を過ごしているのだから、明日の決勝でも大本命といえるかもしれない。石浦、そして一貴にとっても手強い存在となることは間違いないだろう(ロッテラー優勝なら、石浦2位のケースでもロッテラー王座獲得の可能性はギリギリ残る)。

予選4位は山本尚貴(#16 TEAM 無限)で、彼がホンダ勢最上位。5位もホンダ勢で、昨年のSUGO戦優勝者である野尻智紀(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続いた。ポイントランク3位(29点)のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(#19 LENOVO TEAM IMPUL/トヨタ)が予選6位。

小林可夢偉(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)は予選7位だった。SUGOでも実戦は「12年ぶり」というコース不慣れな状況での戦いが続いているが、今回は「これまでよりも落ち着いて予選日を戦えましたね」との旨を語り、7位ながらも「Q3ではトラフィックに遭遇していなければ4番、3番くらいの可能性はありました。だから、ここ最近と同じくらいのところ(トップ3近辺)にはいると思います」と手応えはわるくなさそう。

Q2ではあわやノックアウトの局面から、タイヤのピークは過ぎたであろう状態で逆転Q3進出を決めるシーンもあったが、可夢偉は「あれは渾身のアタックでした。ポケットに何も残っていないくらい、出し切りましたね」と、ピンチのなかにもさすがの切れ味が光った場面を振り返る。もちろんピンチには陥らない方がいいのだが、逆に凄みを見せつけたシーンでもあった。これも弾みに、決勝では連続表彰台を目指してもらいたいところだ。

68周、約250kmの決勝レースは明日(18日)の14時30分にフォーメーションラップスタート予定。チャンピオン争いを含めた優勝争いの展開に、可夢偉の追い上げなど、注目ポイントの多い戦いとなりそうである。

《遠藤俊幸》

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