日本精工、ステップATの遊星歯車機構向けスラストニードル軸受を開発

自動車 ビジネス 企業動向
スラストニードル軸受
スラストニードル軸受 全 1 枚 拡大写真

日本精工は、自動車の自動変速機として広く普及している多段変速機(ステップAT)に使用される遊星歯車(プラネタリ)機構向けに、世界最小ころスラストニードル軸受を開発した。

ステップAT用遊星歯車機構部には、ワッシャ(すべり軸受)が使用されているが、摩擦損失の低減が課題となっている。

今回、世界最小のころと板厚0.2mmのレースを組み合わせることで、ワッシャと同じサイズとし、ワッシャからスラストニードル軸受への置き換えを可能となった。ワッシャに比べて、摩擦損失を70~80%低減した。また、樹脂保持器内周側に潤滑穴を設け、高速回転環境下での潤滑性を確保、耐焼付き性が向上した。

新製品によりステップATの効率を高め、自動車の燃費向上に寄与する。2020年に年間18億円の売上を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る