【SBK 最終戦】ジョナサン・レイ、連続表彰台獲得の新記録を樹立

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
カワサキレーシングチーム
カワサキレーシングチーム 全 3 枚 拡大写真

スーパーバイク世界選手権(SBK)第13戦(最終戦)カタール大会が、10月16日から18日までの3日間、ロサイル・インターナショナル・サーキットで、同選手権初のナイトレースとして行われた。

今季、カワサキレーシングチームは、第11戦スペイン・ヘレス大会でジョナサン・レイがライダータイトルを獲得、同大会で初のマニュファクチャラーズタイトルも獲得し、2冠を達成している。

迎えた最終戦、総合2位獲得を目指すトム・サイクス(カワサキ)が今季6回目のポールポジションを獲得。レイが2番手と続き、カワサキは今季4回目の1-2グリッド獲得となった。

第1レースは、サイクスとレイ、そしてサイクスと総合2位を争うチャズ・デイビス(ドゥカティ)の3人がトップグループを形成。終盤は、デイビスがペースを落とし、代わってセカンドグループから追い上げてきたジョルディ・トーレス(アプリリア)が優勝争いに加わった。終盤はレイとトーレスの一騎打ちとなり、最終ラップも抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げたが、レイは最終コーナーで痛恨のオーバーランを喫し、僅差の2位。タイヤの消耗でペースを上げられなかったサイクスが3位でフィニッシュした。

第2レースも、カワサキの2人が優勝争いに加わった。トップグループは、第1レースよりも多い6台。その中で、タイヤを温存し後半の勝負に掛けていたレイがトラブルを抱えてリタイア。サイクスは、デイビスとレオン・ハスラム(アプリリア)と最後まで優勝争いを繰り広げて3位でフィニッシュ。2レースともに表彰台に立ったが、総合2位につけるデイビスが4位&2位でフィニッシュしたため、総合3位でシーズンを終えた。

今季、チャンピオンに輝いたレイは、全26レース中14勝を含む23回の表彰台に立ち、歴代カワサキライダーの中でシーズン最多優勝、最多表彰台獲得となった。また、開幕戦からの20レース連続表彰台という、スーパーバイク世界選手権における連続表彰台獲得の新記録を樹立した。2013年のチャンピオンで今季総合3位のサイクスも、4勝15回の表彰台に立ち、レイとともに初のマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献した。

■レース1
1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)
2位:トム・サイクス(カワサキ)
3位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)
4位:マイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)
5位:レオン・キャミア(MVアグスタ)
6位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)

■レース2
1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)
2位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)
3位:トム・サイクス(カワサキ)
4位:マイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)
5位:レオン・ハスラム(アプリリア)
6位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)

■ポイントスタンディング
1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)528P
2位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)383P
3位:トム・サイクス(カワサキ)367P
4位:レオン・ハスラム(アプリリア)297P
5位:ジョルディ・トーレス(アプリリア)222P
6位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)201P

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る