日産 西川CCO、国内シェア2位目標「もう少し時間がかかる」

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日産自動車 西川廣人 CCO
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日産自動車の西川廣人CCOは10月20日に、横浜市にある本社で開いた国内市場の取り組みに関する説明会で、現在掲げている国内シェア2位目標について「直近の状態でいくと、もう少し時間がかかる」との見通しを示した。

西川CCOは「我々は、明確な二番手になると申し上げておきながら現在、四番手、五番手をうろうろし、二番目から五番目まで団子状態で、その中からなかなか抜け出せない」とした上で、「明確な2番手を数値で表すとやはり15%のマーケットシェアは獲りたい。これは少なくとも直近の状態でいくと、もう少し時間がかかる。それは間違いない」と述べた。

その背景として西川CCOは「マーケティングの努力の積み重ねが不足していた。軽自動車は戦略的に入っていったので、これはマーケットを獲っているが、その他は守りは強いが攻めが弱いということがポイントだったと認識している」と指摘。

このため「もう少し攻めの姿勢が必要。攻めの姿勢で一番大事なのは、やはり日産を知って頂くことなので、販売店の戦力を強化する」としている。

具体的には国内販売店の約8割にあたる1700店舗の改装を2016年度上期までに完了させるほか、店頭での電動化、知能化技術の体感試乗会実施、さらには電動化、知能化を軸にしたマーケティング活動を展開するという。

日産の2015年1~9月の国内累計販売台数は前年同期比13.4%減の47万1224台で、シェアは12.05%とトヨタ、スズキ、ホンダに次ぐ4位となっている。

《小松哲也》

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