JAL、IoT活用したスタッフなどの位置管理システムを実証実験…羽田空港

航空 企業動向
Beaconを装着したベビーカー
Beaconを装着したベビーカー 全 4 枚 拡大写真

日本航空(JAL)は、10月22日から約1カ月間、IoT(モノのインターネット)を活用して空港貸し出しベビーカーや車いす、空港スタッフの所在を遠隔地からリアルタイムに把握する実証実験を開始した。

実証実験を通じて、空港で顧客にスピーディーなサービスを提供できる環境を整備する。

JALでは、昨年7月に空港スタッフの所在を把握する実証実験を羽田空港の一部の搭乗口で実施した。今回、これまでの成果を踏まえ、空港内のさまざまな物品の所在を管理する仕組みとして、Jibe Mobileが開発した位置管理ソリューション「Blu-trail」を活用して、羽田空港国内線第1旅客ターミナルビルの出発ロビーと到着ロビーで実証実験を行う。

具体的には、羽田空港内にあるベビーカーや車いすなどに装着した約200個のBeaconをもとに、所在場所を空港スタッフがスマートフォンやタブレット、PC上の管理画面でリアルタイムで把握する。

顧客の要望に対してスピーディーに対応するとともに、混雑状況などを考慮し、効率的な貸出品の配置を検討する。

また、同様の仕組みを空港スタッフにも適用し、スタッフへの迅速な連絡体制も実現する。

今後、実証実験による効果検証を踏まえ、他空港への導入も視野に、位置管理ソリューション導入を検討するほか、空港以外の作業現場でのニーズも探索する。

《レスポンス編集部》

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