Googleによる賞金総額3000万ドルの国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」(GLXP)に挑戦するispaceが運営する日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」と、メガネブランド「Zoff」を展開するインターメスティックは、コーポレートパートナー契約を締結した。
契約は、ハクトが開発している「月面探査機ローバー」と、軽くてタフで“ぐにゃっ”と曲がるメガネ「Zoff SMART」が共に高機能素材「ウルテム」を採用していることが契機となり実現した。
ハクトとZoffは今後、商品やプロジェクトのプロモーションなどで連携、世界初の民間による月面探査を目指す。
ハクトは、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ500メートル以上走行し、高解像度動画や静止画データを地球に送信する「GLXPミッション」の達成に向けた月面探査ローバーを開発しており、ローバーの小型・軽量化のため、様々な新素材を積極的に採用している。
ウルテムは、設計の自由度が高く、柔軟性、耐熱性、耐UV性、耐放射線性に優れており、細かい粒子の砂や、岩で覆われた過酷な月面環境でも耐えられる特性を備えていることから採用された。
「Zoff SMART」はウルテムの柔軟性を活かした、ぐにゃっと曲がる丈夫なメガネで、軽量で長時間かけても疲れづらく、累計販売本数約185万本のヒット商品。
今後Zoffは、全国の店頭や公式サイトなどで展開するツールに月面探査ローバーを登場させハクトの活動と商品特性を訴求していく。限定モデルの販売や購入者特典にも利用していく。