IPアドレスを狙った「リフレクター攻撃」…1日800万超を検知

エンターテインメント 話題
警察庁におけるリフレクター攻撃観測システムの原理
警察庁におけるリフレクター攻撃観測システムの原理 全 2 枚 拡大写真
警察庁は10月23日、国内外のIPアドレスに対するリフレクター攻撃と思われるパケットを確認したとして、「@police」において注意喚起を発表した。同庁では、DNS、NTP、SSDP、SNMP等のUDPを利用するプロトコルを悪用するリフレクター攻撃の脅威が現実のものになりつつあるとして、新たな観測システムの運用を開始している。同システムは、リフレクター攻撃の踏み台として利用できると誤認させ、到達するパケットを観測するもので、これによりリフレクター攻撃の発生時間や攻撃対象等の情報を収集することが可能になるという。

同システムによると、1日当たりNTPでは8,368,408件、CHARGENでは2,850,229件、DNSでは456,101件、SSDPでは56,425件、SNMPでは234件のパケットを検知したという。同庁では一般的な対策として「意図せずに外部へ不要なサービスを公開していないか確認し、不要なサービスは停止する」「不特定多数に公開する必要の尾あるサービスについては、適切な設定への変更を実施する」などを推奨している。またブロードバンドルータにおいては、「ルータのファームウェアの最新バージョンや攻撃を回避する設定を確認し、適用する」「製造元の対応が打ち切られているような古い機種は交換を検討する」などの対策を推奨している。

リフレクター攻撃と思われるパケット、NTPでは1日800万超を検知(警察庁)

《吉澤 亨史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る