ヤマト運輸は、GMOインターネットグループのGMOペパボが運営する国内最大のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」と提携、年内にもシステム連携やオリジナルデザインのパッケージの提供を開始し、スムーズな配送サービスで個人間取引を支援する。
国内最大のハンドメイドマーケットである「minne」は、手作りの品物を出品する作家数が15万6000人、作品数も179万点を超え、スマートフォン向けアプリのダウンロード数も300万件を突破するなど、多くのユーザーから支持されている。
一方で、作家の多くは、主婦など、個人が空いた時間を活用し手作りをしているため、取引成立後、送り状記入や、箱・袋の準備から作品の梱包など、配送に関わる手間を減らしたいというニーズがあった。
今回、「minne」アプリから配送手配時に、「宅急便コンパクト」と「ネコポス」の利用を選択することで、便利な配送サービスを提供する。作家、購入者双方の配送ニーズに柔軟に対応、拡大するハンドメイドマーケット取引の利便性向上を図る。
また、「minne」とヤマト運輸は、作家が抱える配送や梱包に関わる悩みや要望などの声を聞き、サービス開発に活かす「作家座談会」を開催した。この中で集まった意見を参考に、作品をより安全に、より確実に発送することができるオリジナルデザインのパッケージを開発した。
今後は順次、発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどでの送り状発行と発送の受け付けにも対応していく予定。「投函完了」の配達状況をアプリ上にプッシュ通知する機能も提供する。