【東京モーターショー15】トヨタ紡織、環境に優しい植物由来材料の利用拡大を訴える

自動車 ニューモデル 新型車
ケナフからつくったドアの内装材
ケナフからつくったドアの内装材 全 2 枚 拡大写真

車のシートや内装材を手がけるトヨタ紡織は現在、環境に優しい植物由来材料の生産に力を入れている。なかでもケナフについては、すでに内装部品を開発し、レクサスなどの高級車に採用されている。

ケナフは一年草で成長が早く、4カ月で4mも成長する。しかも、CO2の吸収能力が高いので、植物由来の材料としては最適。そこで、同社は1990年代から開発を始め、2000年にドアトリムを製品化した。

「現在、インドネシアで種子の開発から栽培、プレボードの生産まで行っており、年間2000~3000トンを生産しています」と同社関係者は話し、ドアトリムを工程数が多く、表皮を貼る高級車に使ってもらっているという。

『プリウス』などの大衆車については、その部分が樹脂の一体成形のため利用されていない。そこで、同社としては、ドア以外の用途拡大をどんどん進めていくのと同時に新たな成形工法を開発し、植物由来材料の利用拡大を訴えていくそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  4. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
  5. 『ゴルフGTI』史上最強モデル、6月20日デビューへ…ニュルでVW車最速タイム記録
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る