【東京モーターショー15】3次元マップを自動生成…三菱電機のモービルマッピングシステム

自動車 ニューモデル モーターショー
三菱モービルマッピングシステム/東京モーターショー
三菱モービルマッピングシステム/東京モーターショー 全 4 枚 拡大写真

 三菱電機は東京モーターショーに、3次元空間位置データ(レーザー点群)をリアルタイムに作成できる、三菱モービルマッピングシステム(Mobile Mapping System)搭載車を展示した。地形測量、地図作製、設備・道路管理などに使われる。

 3台のGPSアンテナ、IMU(慣性計測ユニット)、カメラ、レーザースキャナーを一体化したユニットを、ルーフに装備。

 GPSが車両姿勢を捉え、GPS可視区間において、道路面と道路周辺の3次元空間を絶対精度10cm以内、相対精度1cm以内の高精度で計測が可能だという。トンネルの中など、GPSが使用できない状況では、タイヤ内側に配置したオドメーターが測定精度を維持する。

 視野角(水平方向80度、垂直方向64度)で500万画素の高精細カメラを、車両の前後左右計6台まで配置して全周囲(360度)を撮影でき、進行方向裏側や側面の地物なども撮影できる。

 道路面と道路周辺を計測するレーザースキャナーは、計4台まで配置できる。取得したレーザー点群にカメラの画像を重ねることで、レーザー点群画像のカラー化が可能だ。

 車両速度80km/hまで計測でき、速度による精度劣化はないそうだ。一般道でも高速道路でも交通規制は不要。すべての機器は三菱電機内で調整済みで、ユーザーが車両を持ち込んで搭載・接続を依頼する。

【東京モーターショー2015】三菱電機のモービルマッピングシステム搭載車

《高木啓@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る