【東京モーターショー15】商用車に求められる環境対応と安全技術…日野は今後も追求の姿勢を表明

自動車 ニューモデル モーターショー
日野自動車の市橋保彦社長。
日野自動車の市橋保彦社長。 全 8 枚 拡大写真

日野自動車の市橋保彦社長は東京モーターショーのプレスカンファレンスにおいて、「商用車に求められるのは環境技術と安全技術」と強調した。「環境負荷が大きく、事故を起こすと大きな被害になりやすいトラックやバスこそ、技術を追求することが必要になる」とする。

安全技術については以前から開発を進め、すでに市販車にも採用が進んでいる。ブース内の展示車のうち、大型観光バス『セレガ』にはミリ波レーダーが、普通トラックの『デュトロ ハイブリッド』にはミリ波レーダーと単眼カメラが装備され、追突被害軽減を図っている。

環境対応という面では、床面をフラットにするなどバリアフリーの概念も採用した燃料電池バスや、搭載バッテリーで冷蔵機器を動作させることのできるハイブリッドタイプの大型トラックを展示している。積荷によって車重が増す大型トラックにハイブリッドを採用するのは難しいとされてきたが、実現のめどが立ったようだ。

同社は商用車に必須とされる条件として「QDR」、クオリティ(Quality)、耐久性(Durability)、信頼性(Reliability)の三本柱を掲げているが、今後も顧客のためにこれらを推進させていく姿勢をみせる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る