ダイハツ吉武専務、軽市場「消費増税と軽増税でダブルブレーキがかかった」

自動車 ビジネス 企業動向
ダイハツ工業 吉武一郎 取締役専務執行役員
ダイハツ工業 吉武一郎 取締役専務執行役員 全 6 枚 拡大写真

ダイハツ工業の吉武一郎取締役専務執行役員は、11月2日に都内で開いた決算会見で軽自動車市場について「上半期は消費増税で低迷していたところに、軽自動車については4月に自動車税が上がったということで、ダブルブレーキがかかった」と述べた。

これを受けダイハツは2015年度の軽自動車販売計画を、従来の63万台から60万台に下方修正した。

ただ先行きについて吉武専務は「上半期各メーカーとも、これといった新商品がなくて需要喚起ができなかったが、私どもは9月に『キャスト』を出して手ごたえをつかみつつあるところ。軽の中の乗用車についてはキャストの効果もあって(10月のダイハツ販売は前年比)100%を超えた。一進一退するかもしれないが、右肩下がりではなくて、波を打ちながら上に上がっていくと思う」との見通しを示した。

今後の需要喚起策に関しては「各社これから新商品をいれていく。私どももキャスト以外の既販車についても商品強化を続けていく。例えば『ハイゼット』の55周年記念車、『ムーヴ』や『ミラ』についても周年記念車を出している。色々な商品強化の形をとってマーケットを刺激していきたい。また売り方についても冷えたマーケットを刺激するような残価型割賦などお客様の買いやすさにつながるような施策を導入していきたい」と語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る