スズキ中間決算…インドやパキスタン市場好調で営業利益11.7%増

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スズキは11月4日、2015年4-9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は1兆5556億円(前年同期比+8.7%)、営業利益は1011億円(+11.7%)、経常利益は1121億円(+15.3%)、四半期純利益は791億円(+46.5%)だった。

四輪車事業については、国内売上高は軽乗用車『ワゴンR』『スペーシア』、軽商用車『キャリイ』などの燃費改善、小型乗用車『ソリオ』『ソリオ バンディット』のフルモデルチェンジなど、商品力を強化し拡販に努めてきたが、軽自動車税増税の影響やOEM売上の減少により、前年同期を下回った。海外売上高はインドやパキスタンでの増加等により前年同期を上回った。この結果、四輪車事業の売上高は1兆3959億円(+9.4%)。営業利益はインドでの増益等により945億円(+10.1%)だった。

二輪車事業については、売上高は欧州やインドでは増加したが、インドネシアでの減少などにより、1233億円と前年同期並み。営業利益は前年同期の営業損失2億円から営業損失12億円となった。

特機等事業の売上高は米国での船外機の売上増加等により363億円(+17.3%)。営業利益は78億円(+58.5%)となった。

全体では、インドでの四輪車の売上増加等による増収効果で、営業利益、経常利益ともに増益。四半期純利益は、フォルクスワーゲンAGの普通株式売却益367億円を計上したことで、46.5%の増加となった。

通期連結業績見通しは、 販売台数見通しなどを修正し、営業利益は1950億円(前回予測比50億円増)、経常利益は2050億円(同50億円)、純利益は1250億円(同150億円)に上方修正。売上高は据え置きの3兆1000億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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