スズキ社長、赤字の二輪事業「GSX-Rを柱に立て直しを図る」

モーターサイクル 企業動向
スズキ GSX-R1000 ABS 30周年記念カラー
スズキ GSX-R1000 ABS 30周年記念カラー 全 2 枚 拡大写真

スズキは11月4日、2016年3月期第2四半期決算を発表。増収増益で営業、経常、純利益ともすべて過去最高だったが、こと二輪事業については12億円の営業赤字で、とても手放しで喜べる状況ではない。

この5年間の業績を見ても、2014年3月期を除いて、すべて赤字決算。その14年3月期も営業利益はたったの1億円。ホンダが10.8%の営業利益率を誇っているのとは対照的だ。

これには鈴木俊宏社長も頭を痛めており、「ブランドがぶれているところがあり、主力ブランドが明確になっていない。もう一度はっきりさせていく必要がある。『GSX-R』を柱にブランドをしっかりつくり上げていき、そのバリエーションを増やしていく」と話す。

『GSX-R』シリーズは1985年に初代のナナハンが発売されてから今年で30周年を迎える。今年のMotoGPでは、初代を模した青と白の「30周年記念カラー」で参戦した。ファンの多いバイクだけに、どんなバリエーションが出てくるのか。スズキの二輪事業が赤字体質から脱却するには、GSX-Rの動向がカギを握りそうだ。

《山田清志》

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