排出ガスに関する新たな不正が発覚したフォルクスワーゲングループ。同社に対する投資格付けが、さらに引き下げられた。
これは11月4日、米国の大手格付け会社、ムーディーズ・インベスター・サービスが明らかにしたもの。同社は、「フォルクスワーゲンの格付けを、A2からA3に1段階引き下げる」と発表している。
ムーディーズが、フォルクスワーゲンに対する投資格付けを引き下げたのは、米国でこの問題が発覚した直後の9月下旬に続く形。
今回の投資格付けの引き下げは、米国当局が3.0リットルV6ディーゼルでの不正を発表したことや、フォルクスワーゲングループがガソリン車での不正も示唆したことを受けたもの。
ムーディーズ・インベスター・サービスは、「排ガス問題が、今後のフォルクスワーゲンの業績に悪影響を及ぼす可能性があるため」とコメントしている。