“建築家女子”が男性社会で自分探し『これが私の人生設計』

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『これが私の人生設計』 (C)2014 italian international film s.r.l
『これが私の人生設計』 (C)2014 italian international film s.r.l 全 2 枚 拡大写真

建築家として海外で活躍していた女性が、新たなステップを踏み出そうと故郷のローマに帰り、自分らしく生きていく姿をユーモラスに描いて、2015年イタリア映画祭でも高評価を受けた『これが私の人生設計』(映画祭ので上映タイトルは『生きていてすみません!』)が、2016年3月より新宿ピカデリーほかにて待望の日本公開となることが決まった。

建築家として世界各国で活躍しキャリアを積んでいたセレーナは、ふと自分を見つめ直し「新たなステップ」を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。しかし、イタリアの建築業界は男性社会で、ろくな仕事にも就けないまま貯金も底をついてしまう。そんなとき、公営住宅のリフォーム案が公募されていることを知ったセレーナは、男性のフリをして応募、自分はアシスタントだと偽ってコンペに臨むことに――。

故郷に戻って来たものの、望みどおりの職業につけず、これまで築いてきた手腕を発揮する機会もない女性セレーナが、社会の壁や予想外の出来事に翻弄されながらも、自分らしくいられる場所を見つけていく本作。恋愛は思い通りにいかず、果ては親友のカミングアウト騒動。誰もが思いあたる悩みを抱えながら、次々に起こる出来事に振り回される彼女が、ふと仕事のチャンスをつかんだときにとった行動とは…!? 

どんなときでも肩肘を張らず、いい具合に力の抜けた主人公セレーナを演じるのは、本作の演技で数々の映画賞にノミネートされ、イタリアの由緒ある2015年ナストロ・ダルジェント(シルバーリボン)賞でニーノ・マンフレディ賞を受賞した、パオラ・コルテレージ。いまイタリアで最も注目される女優の一人で、圧倒的な歌唱力を持つ歌手としても人気を得ている。

また、女性にモテモテのイケメンで、セレーナのために身代わりで建築家に扮する“ゲイ友”フランチェスコ役には、『トスカーナの休日』で一躍人気を博し、ハリウッドにも進出した“イタリアで最もセクシーな男”ラウル・ボヴァ。そのほか、『K2~初登頂の真実~』の主演も記憶に新しいイタリアきっての若手人気俳優マルコ・ボッチが、フランチェスコの恋人役で弾けた演技を見せるなど、まさにイタリアを代表する豪華キャストが鮮やかなハーモニーを紡ぎ出している。

なお、本作は10月からスタートした新宿ピカデリーが展開する、女性に向けた良質でバラエティに富んだラインナップ「Piccadilly Prime Label(ピカデリープライムレーベル)」の第3弾に選出。今後の展開も見逃せない。

『これが私の人生設計』は2016年3月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

《text:cinemacafe.net》

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