【SUPER GT 第7戦】スバル井口選手“専用”応援シートが用意される理由

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ファンシート前を通過するスバルBRZ GT300
ファンシート前を通過するスバルBRZ GT300 全 20 枚 拡大写真
SUPER GTの各ラウンドではメーカーやチームのファンシートが設けられている。その中でも珍しいドライバー個人のファンシートが設けられたのは第7戦の会場となるオートポリスだ。スバルが用意したのは井口卓人選手のファンシート。井口選手は地元の声援を一手に引き受け、サーキットを駆け抜けた。

井口選手は福岡県の柳川市出身。2000年(中学1年生)からレーシングカートを福岡で始め、徐々に中九州地区のチャンピオンを獲得するなどのキャリアを積み、2005年にフォーミュラトヨタレーシングスクールのスカラシップを得てレーシングドライバーとして活動を始める。その後フォーミュラシリーズでの活躍の後、2010年よりSUPER GTに参戦。2013年のSUPER GT第5戦 鈴鹿1000kmレースで『スバル BRZ GT300』の3rdドライバーとしてスポット参戦して以来、スバルドライバーとして活躍している。

オートポリスの井口選手ファンシートは2008年から設けられている。これはオートポリス側からの提案と「九州のモータースポーツを盛り上げたい」という井口選手の気持ちとが結びついた結果だという。実はSUPER GTだけではなく、スーパー耐久など井口選手が走るレースでは毎回ファンシートが設定されている。井口選手は「今まで多くの方にお世話になって今の自分があるので、多くの方に恩返しをしたいのと同時に、九州のモータースポーツを盛り上げたい。多くの人に実際サーキットで見てもらいたい」と語る。

今回のSUPER GTではスバルファンシートとコラボレーションする形で、同じエリアに井口選手のファンシートを設定、スバル応援グッズのほか井口選手ファンシート専用のグッズ(手袋とポップコーン)が配られた。

レースは4番手からスタートし好成績を期待された矢先に、駆動系トラブルでリタイア。井口選手とパートナーを組む山内選手を始め、チームや応援団にとっても悔しい結果となってしまった。

もてぎでの最終戦は11月14日予選、15日決勝。遠く離れた地でも、地元の応援を背に受け、井口選手はラストスパートを駆け抜ける。

《雪岡直樹》

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