日産 エクストレイル ハイブリッド 、ドッグフレンドリー度検証…快適でタフな魅力

自動車 ビジネス 国内マーケット
日産 エクストレイルハイブリッド
日産 エクストレイルハイブリッド 全 17 枚 拡大写真

日産『エクストレイルハイブリッド』 エマージェンシーブレーキパッケージ4WDは、環境性能の高さとタフネスを両立したSUVの1台 。早速、わが家の大型犬のラブラドールレトリーバーと小型犬のジャックラッセルを乗せてみた。

犬にとってエクストレイル一番の魅力は、汚れや水に強い撥水シート、防水加工フロア、防水フレキシブルラゲッジ(ガソリン車のみ)にある。防水加工された合成皮革の撥水シートというと、ツルツルすべりやすいイメージだが、むしろ、下手なファブリックよりしっとりしっくり着座できるのだ。

だから犬がシートに直接座ってもまったく問題なし。ファブリックと違って抜け毛のからみはなく、体臭も移らない。カーブなどでのすべりにくさもポイントだ 。もちろん、万一、ヨダレが付着し、粗相をしてもさっとふき取ればいいだけ。

さらに注目すべき点がふたつある。まずは後席シートサイドの仕立て。エクストレイルは後席側面もまた撥水素材の合成皮革で、後席とサイドシルの間にすき間がなく、犬が後席に乗り降りするときにどうしても付着する抜け毛がシートサイドにからまず、またすき間に落ちることがないため、掃除が楽なのである。

つぎに日産初のリモコンオートバックドアを装着すれば、バックドア開閉時のガシャンという犬の耳に痛い音がせず、犬を引いていて両手がふさがっていても、 リモコンキーを携帯していれば検知周辺に手や物をかざすだけでバックドアが開くのだから便利(開く角度を調整できるガレージモード付き)。

ただ、ハイブリッドの場合、ラゲッジ下にバッテリーを積んでいるため、ガソリン車よりフロアが高くなっている。が、そもそもガソリン車でもラゲッジフロア地上高は74cmと、決して低くない。大型犬でも無理なく乗り降りできる高さは個人的な検証では62cm程度まで。

犬をラゲッジに乗せる前提であれば、エクストレイルでは難しい…? そんなことはない(わが家の場合、ジャンプ力のあるジャックラッセルなら飛び乗り、飛び降りることができる)。つまり、リヤドアから防水フロアに乗せ、そこから撥水シートの後席に飛び乗らせ、6:4の分割可倒式の後席のどちらかを倒し、廊下にしたフロアからラゲッジに移動させればいいのである。

その際、純正アクセサリーのラゲッジフルカバーを装着しておけば、倒した後席背後~フロアまで覆ってくれるため、撥水シート部分を含め、汚れの心配もなし 。しかも、エクストレイルの場合、ハイブリッドはラゲッジがかさ上げされたぶん、後席を倒し拡大したフロアのフラット度はガソリン車より上で、加えてハイブリッドらしく走りがよりスムーズで静かなのだから、犬も一段と快適にドライブを楽しめるはずである(もちろん人間も!)。

《青山尚暉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る