【JNCC 第8戦】最終戦での大逆転、渡辺学がタイトル死守

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ウッズを走る渡辺学
ウッズを走る渡辺学 全 4 枚 拡大写真

東洋最大のクロスカントリーシリーズである、JNCCの最終戦は、ファンにはおなじみの名トラックである爺ヶ岳スキー場にて開催。「AAGP」と呼ばれ、国際大会としての側面も持つ。

今大会では、国際大会ならではのユニークな顔ぶれが登場。本場アメリカのGNCCからは、正式にGNCCから派遣されたC・バック、そして個人的にJNCCへ参戦した世界的なトップライダーJ・ストラング、またオーストラリアから昨年に続いてK・アンダーソンが来日した。

排気量無制限のトップクラスであるAA1においては、最終戦までタイトル争いがもつれ込み、これまで4連勝の鈴木健二と開幕から3連勝だった渡辺学の2名に注目が集まった。鈴木に関して言えば、この最終戦にあたって自らが開発に関わったYZ450FXをデビューさせるという檜舞台でもあった。

当日の夜明けから、しとしとと雨が降り続け、トラックはマディに。レースは、鈴木がスタートからマシントラブルで10分ほどのロス。また、渡辺学も大きく出遅れて鈴木ほどではないにせよ最後尾スタートを強いられる。オープニングラップから、外国勢の圧倒がはじまり、ストラング、バックの2名が3位以下を大きく離してランデブー走行を続ける。3番手は、ここぞとばかりに矢野和都が躍り出た。

渡辺は「とにかくチャンピオンを意識していたので、(鈴木)健二さんだけを気にかけていました。毎周健二さんとの差をピットで教えてもらって、余裕をもちながらレースを続けた」と語るとおり。ただ、持ち前のスピードから結局のところストラング、バックから大きく離れつつも3位でのフィニッシュとなり、チャンピオンを獲得した。1位はストラング、2位はバックという結果。

《稲垣 正倫》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 中古車の『ヴォクシー』『ノア』をトヨタがカスタム、「URBANATURE」シリーズ初出展へ…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る