6日午前11時25分ごろ、宮城県石巻市内の国道398号を走行していた軽トラックが前走する車両3台に追突した後、対向車2台とも衝突する事故が起きた。故意に追突や衝突を繰り返したとみられ、警察は運転していた男を逮捕している。
宮城県警・石巻署によると、現場は石巻市沢田付近で片側1車線の緩やかなカーブ。軽トラックは制限速度を超過する約80km/hで走行。前走していた軽乗用車に追突し、対向車線側へ逸脱。さらに前を走行していた2台の車両にも次々と追突するとともに、対向車線を順走してきた乗用車2台とも衝突。車両6台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で対向車を運転していた64歳の男性が打撲などの軽傷を負ったが、軽トラックを運転していた男は「わざとぶつけた」などと供述したことから、警察は男を傷害容疑で逮捕している。
聴取に対して男は「職場でのトラブルでむしゃくしゃしていた。どうにでもなれと思った」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。